妊娠糖尿病で使った血糖値センサー「フリースタイルリブレ」体験談|痛み・費用・血糖値の変化

妊活・育児・暮らし

こんにちは、ぽよりです。

私は妊娠中に妊娠糖尿病と診断され、血糖値の管理をすることになりました。

妊娠糖尿病になると

  • 食事内容の管理
  • 食後の血糖値測定
  • 場合によってはインスリン治療

など、普段よりもかなり細かく体の状態を管理する必要があります。

そのときに使っていたのが、フリースタイルリブレ(FreeStyle Libre)という血糖値センサーです。

腕に貼るだけで血糖値を測定できる機器で、糖尿病の血糖管理ではよく使われています。

今回は

  • フリースタイルリブレとはどんな装置なのか
  • 妊娠糖尿病で実際に使った体験
  • 食事と血糖値の関係
  • 使って感じたメリットと注意点

についてまとめます。

妊娠糖尿病で血糖値管理をしている方の参考になれば嬉しいです。


フリースタイルリブレとは?

フリースタイルリブレは,持続血糖測定器(CGM)と呼ばれる機器です。

通常、血糖値を測る場合は

  • 指先に針を刺す
  • 血液を出す
  • 測定器で測る

という方法で測定します。

しかしリブレは、
腕に小さなセンサーを貼るだけで血糖値の変化を継続的に測定することができます。

スマホや専用のリーダーをかざすと

  • 現在の血糖値
  • 血糖値の変化グラフ
  • 血糖値が上昇しているか下降しているか

を確認することができます。


リブレの仕組み

リブレは腕の後ろ(上腕)に装着します。

センサーには細いフィラメントが付いていて、皮膚の下に少しだけ入ります。

ここで測定しているのは血液ではなく、間質液(かんしつえき)という体液の糖濃度です。

間質液の糖濃度は血糖値とほぼ連動しているため、血糖値の変化を知ることができます。

センサーの特徴は次の通りです。

  • 上腕に装着する
  • 約14日間使用できる
  • 防水なので入浴可能
  • スマホアプリで読み取りできる

血糖値の変化をグラフで確認できるので、食事と血糖値の関係がとても分かりやすくなります。


血糖値とは?

ここで、そもそも血糖値について簡単に説明します。

血糖値とは、血液中に含まれるブドウ糖(グルコース)の濃度のことです。

食事をすると、炭水化物は体内でブドウ糖に分解されます。

そのブドウ糖が血液に入ることで、血糖値が上昇します。

血糖値は体にとって大切なエネルギー源ですが、高すぎても低すぎても体に負担がかかります。


血糖値をコントロールするインスリン

血糖値を調整しているのが、インスリンというホルモンです。

インスリンは膵臓から分泌され、血液中のブドウ糖を

  • 筋肉
  • 脂肪
  • 肝臓

などの細胞に取り込ませます。

この働きによって、食後に上がった血糖値は少しずつ下がります。

しかしインスリンの働きが弱くなると、血糖値が高い状態が続くことになります。

これが糖尿病です。


妊娠糖尿病とは?

妊娠糖尿病とは、妊娠中に初めて発見される糖代謝異常のことです。

妊娠中は胎盤から分泌されるホルモンの影響で、インスリンの働きが弱くなり、血糖値が上がりやすくなることがあります。

厚生労働省の資料でも、妊娠中は血糖値が上がりやすい状態になると説明されています。

妊娠中はホルモンの影響によりインスリンの働きが弱まり、血糖値が上昇しやすくなることがあります。
(出典:厚生労働省 e-ヘルスネット)


妊娠糖尿病の血糖値の基準

妊娠糖尿病の診断には「75g経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)」という検査が使われます。

次の数値のうち1つでも当てはまると、妊娠糖尿病と診断される可能性があります。

妊娠糖尿病の診断基準

  • 空腹時血糖値:92mg/dL以上
  • 1時間値:180mg/dL以上
  • 2時間値:153mg/dL以上

妊娠糖尿病は、75g経口ブドウ糖負荷試験で空腹時、1時間値、2時間値のいずれかが基準値以上の場合に診断されます。
(出典:日本糖尿病学会)


リブレを装着しての暮らし

最初にセンサーを装着するときは正直少し怖かったです。

腕にセンサーを貼るときにフィラメントが皮膚の下に入るので、「痛いのでは?」と不安に感じる人も多いと思います。

実際にやってみると、思っていたより痛くありませんでした。

個人的には

一瞬チクっとする程度

という感覚でした。

また、リブレのセンサーは約14日に1回交換します。

そのため装着の痛みを感じる回数は、数ヶ月の管理期間でも数えるほどしかありませんでした。


お風呂や寝るときは大丈夫?

センサーを貼って生活するとなると

  • お風呂
  • 就寝中

が不安になると思います。

私も最初は心配でしたが、実際にはほとんど問題ありませんでした。

リブレは防水なので普通にお風呂に入れます。

ただ、センサーの部分はさすがにゴシゴシ強く洗うことはできません。

とはいえ普通に体を洗う程度なら問題ありませんでした。

寝ている間に取れることもありませんでした。

日常生活で困ることはほとんどありませんでしたが、唯一気になったのは服装です。

センサーは腕の後ろに付いているため、半袖だと少し見えてしまいます。

私はそれが少し恥ずかしくて、夏の間も七分袖の服を着ることが多かったです。

それ以外では、日常生活で困ることは特にありませんでした。


血糖値のグラフを見て分かったこと

リブレの一番のメリットは、血糖値の変化をグラフで見ることができることです。

実際に生活してみると、いろいろな発見がありました。

「これは血糖値が上がるだろうな」と思って食べたものでも、意外と上がらないことがあります。

逆に、あまり気にしていなかった食事で血糖値が上がることもありました。

また、食材だけでなく食べる量も血糖値に大きく影響することを感じました。

血糖値が上がりやすい食べ物でも、少し量を減らすだけでそれほど上がらないこともあります。

そのため、完全に食べないというよりも、食べ方や量が大事なのだと感じました。

ただ、グラフを見ていると血糖値がずっと上がり続けているように見えるときがあり、そのときは正直かなり怖かったです。

また、妊娠後期になるにつれて血糖値が上がりやすくなっていく感覚もありました。

妊娠後期はホルモンの影響で血糖値が上がりやすくなると言われていますが、グラフを見ていると「本当に体の変化があるんだな」と感じました。


妊娠糖尿病の時の私の食事と血糖値

リブレを使って生活していると、食事と血糖値の関係も少しずつ分かってきました。

例えば、パスタやピザはやはり血糖値が上がりやすいと感じました。

小麦中心の食事は、量が多くなくても血糖値がぐっと上がることが多かったです。

またメニュー的に付け合わせのサラダなども少しで、すぐにパスタやピザを食べることも多く、間食したくなるものが多く結果的にいつもより多く食べてしまうことが原因だと思います。

一方で、白米は意外と調整ができました。

病院では「白米は100g食べるように」と言われていましたが、私の場合は白米を普通に食べると血糖値がガーンと上がることもあり、量をどうするか悩むこともありました。

でもおかずをメインに食べて満足すれば、そんなに白米自体を食べなくても私は大丈夫だったのでストレスなく調整することができました。

意外だったのはパンです。

私の場合は、白米よりもパンの方が血糖値の上がり方が穏やかなことが多かったです。

特に雑穀パンに変えたら血糖値がかなり安定しました。

量的にも一人前たべても緩やかで、サラダやたんぱく質も足しやすく、とても助けられました。

私はいろいろな種類のパン(クルミパン・ゴマパン・穀物系や中にはホウレンソウなどが練りこまれているパンもありました)を探して食べましたが、探す過程も楽しく、すごくいい趣味になりました!

外食では焼肉が比較的安心して食べられるメニューでした。

焼肉は肉と野菜が中心なので、炭水化物が少なくなります。

ご飯の量を調整すれば血糖値もそれほど上がらないことが多く、妊娠糖尿病中の外食としては助かるメニューでした。お肉はたくさん食べても大丈夫です!

家では夜ご飯の量をかなり控えめにしていました。

炭水化物の量を意識して、野菜やたんぱく質を中心にした食事を心がけていました。


朝・昼・夜で血糖値の上がりやすさが違った

リブレで血糖値のグラフを見ていて、もう一つ気づいたことがあります。

それは、時間帯によって血糖値の上がり方が違うことです。

妊娠初期〜中期の頃は、昼食後の血糖値が一番上がりやすいと感じていました。

しかし妊娠後期になると、朝食後の血糖値が一番上がるようになってきました。

昼の方が糖質を多く食べていても、朝の方が血糖値が高くなることもありました。

妊娠中は体の状態が変化していくので、血糖値の反応も変わっていくのだと感じました。


私はインスリン注射も使っていました

妊娠糖尿病では、食事療法だけで血糖値がコントロールできない場合、インスリン注射を使用することもあります。

私の場合も途中からインスリンを使うことになりました。

始めは2単位とかでしたが最後は18単位とか打ってました。

単位もリブレの数値を見て調整する形に変わっていって、最後は朝だけ増やしたり夜は少なめにしたりと、自由な感じでやっていました。(極端な変更は身体の不調を招く恐れがあるので主治医の先生にも相談してくださいね)

最初は注射と聞いて不安でしたが、実際にはとても細い針で思っていたより痛くありませんでした。

慣れてきたら外食先で人に見えないように打つこともできるようになりました。

はじめはインスリンだけは絶対に嫌だ!と思っていましたが、導入するととても楽になり不安もなくなりました。

むしろホルモンのせいで管理も本当に難しくなっていると思うので、もしコントロールが難しいと感じている人はあまり心配せずインスリンを導入することをお勧めします。

私はインスリンを使いながら血糖値を管理することで、安心して妊娠生活を続けることができました。

また出産してからはすぐにインスリンを打たなくなったので、もし出産後も、、、と心配されている人は安心してくださいね!


まとめ

フリースタイルリブレは、腕に貼るだけで血糖値の変化を確認できる血糖値センサーです。

妊娠糖尿病の管理では

  • 食事と血糖値の関係
  • 食後の血糖値の変化

を知ることができ、とても役立ちました。

妊娠糖尿病の血糖管理は大変ですが、リブレのような機器を使うことで体の変化を理解しやすくなると感じました。

もちろん導入しなくても管理できる人もいると思います。

私は妊娠糖尿病になるとは思っていたけれど、実際になってしまったら動揺して不安でいっぱいでした。

でも出産すればたいていの人は元に戻ります!

わたしは戻りませんでしたが、妊娠出産のおかげで早めにわかったことに感謝し、今からできることをしようと思っています。

もし今不安になっている人も生活の不便は思うほどないこと、妊娠糖尿病になる人は元からリスクがある人なのでそれがわかってよかったと思って(怪我の功名と思って、、、)、完璧な我慢ではなく調整しながら残りの妊娠生活を楽しんでください!

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